ゼミの前の一勉強、というかもう一個のゼミのレジュメ作りに勤んでいます。誰もいない教室で、いつもは耳に囁いてくれるiPodは今はストレッチ中。たまに来る飛行機のエンジン音と鳥の囀り、遠くの人の声。暑くもないし寒くもない。空は晴れてるし、目の前には知の集積。赤と青のBiCのボールペンに、スタバのタンブラーに台湾の《東洋美人》。
これを幸せと言わずしてなんというのだろうと微かな愁い。邪魔なのは私の真っ黒な携帯だけ。そしていつもの矛盾。必ず矛盾は内包されているものだ。そしてそれをどう捉えて生きていくのか。判断するのは自分だけ。
まずは目の前の論文を飲みたい。