風邪と耳の痛さと足の青さが響いて、今日朝はすっかりリクルーターと会うことを放棄していたら、電話がかかってきて、生来の人の良さと断れなさで、風邪で立ち上がるのも微妙だなと感じていたのにすぐにスーツに着替えて、会ってもらった。本当に申し訳なかったと思う。休日の朝からわざわざ来て頂いたのに、本当に。きちんと休日出勤の手当ては出ているのだろうけれど、だからと言ってそれに胡坐をかくことなく、「わざわざお休みのところ…」と言う。そんなこと言われたの初めて、と言われた。ウソだろ。おべんちゃら言うんじゃねえよ、と朦朧とする頭で答えそうになってうっかり警察あたりが頭の中の検問をかけて厳重注意してくれた。やべー。
そんな体調悪い中、今日は、4人の人と会った。なんでー。最後のやつは断ろうと思ったんだけれど、なんか体調が回復してきたので、少し遅れる旨だけ連絡して急いで行った。某社のリクルーターは4人目、あと、何人と会えば良いんだろう。正直言って第一志望、圧迫面接に軽々と受け流しながら面白い示唆も得て、厳しいことも行って貰えるこの環境を楽しんでいる。ただ今日は本気で辛かった。2人目が非常に考えることを要求する人で頭の良い人で、志望動機を言うと、間違ってたらごめんね君はこんな人かな、と90パーセントに近いことを言って貰って初めて会ったのになんて敏感な人なんだと思ったが、どうして人の体調の悪さには敏感になってくれないんだろうとも思った。今日はずっとビタミンCを摂取していた。つまり、オレンジジュースフィーバー。私の世界は橙色に染まりつつあった、ってやつ。
就職活動をしていて、よくポジティヴだね、と言われることが多いが、それはウソなんだよ。ネガティヴだからこそアクティヴになる、というその姿がポジティヴに見えるだけ。めちゃくちゃ落ち込むし、めちゃくちゃ失敗する、後悔する、投げ出したくなる。でも考える。こんな悩むのは時間の無駄だって。動けよ、と自分を説得する、持ち上げる。おまえは出来る女だって優しく励ましてあげる。なんて寛大。