脱皮

なんか、私の思春期は森博嗣だったんだろうなって、最近酷く思うようになった。中学生の時に児童書から卒業してメインに読み進めて行こうとしたジャンルがミステリー・推理小説で、その中でも一番は森博嗣高村薫だった。彼の思考論理、犀川創平の人となりを頭にインプットして理想の人間像を作り上げていたんだよね。あーあんな人になりたいなぁって(彼とは正反対の人間だから)。高校受験のお供としてもとってもよく覚えているのもあるんだけど。高村薫から、どんなことをキャッチアップしたかというと国際関係の仕事はカッコいいということかなぁ。英語・国際関係論を学びたいと大学入学まですごく思ってた(実際は史学(笑))。でも働く上で今後絶対に国際取引だとかで"国際"は付いて回るから結局は叶えてるのかなぁ。そう高村薫のことはかなり自分の中で解消していた。でもずっと森博嗣は私の中でのオピニオンリーダーだった。彼が右だと言えば右が最良なのかもと思っていたし、shouldをかなり受け入れていた。信心深い人間だったのね、私。と思ったりしたわけですよ…今はね。そう、最近本当にそうなのかなぁって自分で考えて乗り越えるようになった部分があって、それが今まで思考停止していた私にとって衝撃的だった。併せて、どんだけ〜って思った。どんだけ影響されて、いまだに覚えとるん!って。(大学に入って読んだのは水柿くんシリーズくらい)
あーでも好きだったなぁ。また読み出そうかなぁ。