つれづれ・日田

今日(六日)親父様が休みだというから、日田に行きたくて広瀬淡窓の私塾・咸宜園も見なければ、という強い思いに駆られて二時間強のドライブ決行。親子二人で、日常の瑣末なことやBGMのラジオに突っ込みを入れつつ私が支配された思考は、来年はこんなこときっと出来ないということだった。きっと地元を離れるし、頻繁に帰って来れない。父とどこかに遊びに行くということも容易ではないだろう。だったらわがままでもなんでもいい、行きたいところに行こう。最近の私は本当に死期の迫った人間が、思い残すことがないように精力的に活動するように振る舞っている。悲観的になる必要はないのにね。
大分は日田市豆田町をぶらぶら回って咸宜園や草野本家、蕭長酒造をみる。咸宜園では、教育の大切さを改めて考えたなぁ。何かを為すような、人を育てるということ。バイトでも勿論就職してからも、親になってからも、人に何かを教えるときは、その影響をちゃんと考えてその人の為に、しいてはその人の周囲の人の為になるようにしたいな。と思ったよ淡窓先生。
お昼、豆腐屋さんで湯豆腐食べる。父の白和えを貰う、いや強奪。湯豆腐は凄く熱く、味が余り分かんなかった。はふはふし過ぎて、疲れちゃったのね。そう、しかも湯豆腐の残り湯で憧れの"干し飯"をふやけさせて食した!こんにちは東下り!という感慨に浸っていると、父から早く食べろと催促された。…干し飯に感動しすぎた娘がウザかったのかも?
その後母の日だから祖母への巾着を豆田町内で探すけれど良いものが見付からない。二人で何度も往復したけれど、琴線に触れるものがなくて落胆。妥協しても良かった。半分くらいは、きっと買っても使ってくれないんだろうなと経験則で学んで、そう思ってて、ずっと探してるのも馬鹿らしくなってた。買えないなら買えないで良いじゃないと父が言ったので他の機会に探そうと踏ん切りをつける。あのまままだ悩んでいそうだったから、ね。結局は地元のショッピングセンターの和小物屋さんで落ち着いた色の良い手合いのものを見付けて購入。喜んで貰えたので良かったよ。
こんな、一日。