はやく冬が来ないかなぁと初夏辺りから、夏の暑さを思ってはやめはやめに思っていたのだけれど、ここ最近涼しいから本当に嬉しくて、また『はやく冬が来ないかなぁ』と呟いた。寒さが好きだ。寒さは清廉潔白のイメージで、暑さは雑然、のイメージだ。何もかもが汚く配置されていて生きている臭いが暑さにはあるように感じる。寒さは真逆。冬眠、死、透明。綺麗な水には生き物は住めないという言葉を思い出す。別に生きたくないとかそういうことを思っているんじゃなくって、別に田沼の政治を非難してるわけじゃなくって、似合わないのに潔さを、整然を求めている。自分が天の邪鬼で複雑だから、綺麗でいたい(のかもしれない)。
冬が恋しいとよく呟くから、よく一緒にいる人に『でも、どうせ冬になって『さむい』とか言うんやろ』と予言される。『『さむい』ことは喜ばしいことだから、『さむい』っつったって良いんだよ』と減らず口。