2007-12-25 ■ 本 .義江彰夫『神仏習合』 日本の宗教史は奈良時代中ごろからカミとホトケが互いにその存在になりたがる、という稀有な状態から混沌を極めている、と私は思っている。具体的には普遍宗教と基層信仰の融合が見受けられるようだ。平安から鎌倉頃にスポットを当てて、神仏習合の構造を読み解いていく。複雑だけれど面白い。