百鬼夜行抄 (8) (ソノラマコミック文庫)作者: 今市子出版社/メーカー: 朝日ソノラマ発売日: 2006/07/13メディア: 文庫 クリック: 12回この商品を含むブログ (47件) を見る天顕祭 (New COMICS)作者: 白井弓子出版社/メーカー: サンクチュアリ出版発売日: 2008…

絵本とエンデ

ミヒャエル・エンデの名作中の名作『はてしない物語』を昨日の夜からまるで子どものように、胸を高鳴らせて読んでいて。一つ一つのフレーズにはっと気付かせてくれたり、子供のときそうだったかも、と思いながら、父子関係について、バスチアンとともに悩ん…

ふ…ヒマなのです! 今日は所用で天神へ。確認のために行ったら、相手が間違っていたことを発見。急いで修正して貰い、訂正版を再び来週確認することに。ふー行ってよかった。旅行会社です。 帰りに、古本屋さんの徘徊堂に立ち寄って、ミヒャエル・エンデ『は…

クンデラ読み中。なんであんなに読みやすいの。 ミラン・クンデラ『不滅』(集英社文庫)

読了and購入

中国労働契約法の実務作者: 萩野敦司,馬場久佳出版社/メーカー: 中央経済社発売日: 2008/02メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る了不滅 (集英社文庫)作者: ミラン・クンデラ,菅野昭正出版社/メーカー: 集英社発売日: 1999/10/20…

長崎

inフェリー 甲板から外を見る 長崎スイッチの入った(この言い回しは九州の中でしか理解されないか?)父と、フェリーに乗って島原から諫早、長崎市内へ日帰り観光。早起きせねばならない(と言っても七時)のに寝たのは三時過ぎ。本当に最近全く寝れない。起き…

フラボア

自分のばーかっ★フラボアで重厚ストールを購入してしまった…。それもこれもクウネルのせい。最期の方に巻き物の特集があって、リリアンというモデルさんが好きで、その人が巻き物巻いてモデルしてて本当に可愛くて顔がそばかすが髪が。もうやられにやられて…

入江書店にて購入

.中勘助『提婆達多』岩波文庫 .坂口安吾『不連続殺人事件』角川文庫 中勘助は『銀の匙』を読んで以来まるで初恋のように大切に思い続けている人であり、中々書店でも著作が見つけられない作家でもある。なので、大名にある入江書店で見つけた時はもう踊りだ…

了2

.川端康成『古都』新潮文庫 ドラマに映画になった有名な作品。あとがき、で康成はこのとき一種の危機を迎えていたと述べており、それを思い返してみれば、どうやら千重子の父親・太吉郎の隠居生活のシーンなんか、康成にそっくり、だな、と思えてしまう。戦…

.北村薫『街の灯』 昭和初期、戦前の東京が舞台の小説たちの、短編集。謎の女性運転手ベッキーさんと共に“お嬢様”である主人公・英子嬢が身近に転がる些細な謎から大きな事件へ発展するようなものまですぱっとすっきりと解決してしまう北村薫らしい話です。…

これら

TRANSIT(トランジット) 1号 ?美的中国 (講談社MOOK)作者: 講談社出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/04/26メディア: ムック購入: 1人 クリック: 24回この商品を含むブログ (18件) を見るインド旅行記〈1〉北インド編 (幻冬舎文庫)作者: 中谷美紀出版社/メ…

週一か、これは。 来週行く予定だった、遊園地への約束が相手の都合により反故になってしまった。いつも、私が遊園地に行こうとすると、何かしら、思い切り楽しめないようなそんな状況に陥っている。一昨年は酷い雨で行ったは良いもののジェットコースターに…

島原

今回の島原は昨日の日記でも言ったとおり、友達を訪ねることが主たる目的だったので、島原と言う地の観光のことなんて全く考えておらず、デジカメなんて代物を持っていくわけ無く…携帯のカメラで代用。のため、いつも以上に画像が乱れております。イマイチ使…

読了

.ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』(世界文学全集、河出書房新社、2008) 取り急ぎ、題目のみ。眠いから(笑) 次は、須賀敦子全集第七巻、ジェイムズ・ジョイス『ダブリンの人々』の予定。

濃度

濃度が高いと足を取られずるずる引き込まれる。久々にそういう本に出会って動揺して苦しくて、2,30ページ読んでは激しく閉じて断絶、重いから足を取られて抜き取るのに必死だ。覚えのある感覚だ、ガルシア=マルケス『百年の孤独』を読んだ時もどうしたらい…

お盆で帰省中に読んだorでる本。帰省四日目。 .中村光『聖☆おにいさん』講談社 漫画。なんでイスラム教の代表を入れなかったんだろう。三大宗教にするとキリスト教とイスラム教の代表者が喧嘩しっぱなしで、話が枯れちゃうからかなぁ。でもイスラムを入れる…

.北方謙三『破軍の星』集英社文庫 もともと北畠顕家の才たるや聞き及んでいたことだったので、北方謙三を知った時からこの著作については存じ上げて是非とも読んでみたいと思っていたのだが、今回にして漸く重い腰をあげた形となった。契機は『日本の歴史七 …

本の買いすぎですよ私は全くさ。どうすんだよ全くさ。買いすぎつみあがっていく本たち。古井由吉とかなんかあのしっとり感がどうしようもなくって見つけたら手を出したりしちゃうのよね。 <購入> .水林ほか『法社会史』(山川出版社)―今更感がいなめない…

.浅野裕一『古代中国の文明観―儒家・墨家・道家の論争―』(岩波新書) 読んだ。まったくー、儒家がどれだけ愚鈍かとか、後は規律させる点でとても有意義なのかということを思い知った。だから江戸時代であんなに隆盛したのかな。一番共感するのは墨家、でも…

大学の

そういや、労働法に関する本を読まなければならないなぁ。文系でよかった。性格的にも文系なんだと思う。悶々と本を読みながら頭の中で若しくは、ノートに羅列させながら、思考して行く事がどんなに楽しいか。まぁ、それをきちんとアウトプットしなければな…

中国

中国の歴史が好き、とは思うけれども、三国志は読んだことないし、特に漢文も苦手だったし世界史なんて未履修だし。でも、断片的に知っていくと面白くて魅力的。 .外山軍治責任編集『中国文明の歴史5 隋唐世界帝国』(中公文庫) .礪波護、武田幸男『世界の…

まったく読めていな

読了&イマ

.幸田文『黒い裾』(講談社学芸文庫) .井上靖『天平の甍』(新潮文庫) なんにしろ、幸田文は初めての経験だった。幸田文という作家は露伴先生の娘さんということで知っているという大変失礼な知識だったんだけれど、ふと、目に留まった、黒い裾というタイ…

購入 ・幸田文『黒い裾』 ・古井由吉『山躁賦』 ・ジェイムズ・ジョイス『ダブリンの人々』 ・ロード・ダンセイニ『魔法使いの弟子』 ・津島佑子『ナラ・レポート』了 ・川端康成『山の音』 ・大江健三郎『死者の奢り・飼育』 ・野梨原花南『マルタ・サギー…

.大江健三郎『死者の奢り・飼育』 ドロドロ、陰鬱。時代が戦後10年前後だからまだ雰囲気だとか濃厚なんだろうなと思う。監禁と言われたらフーコーしか思い出せないけれど、苦悩ばかりだった

COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2008年 04月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/03/10メディア: 雑誌購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (13件) を見る店頭で見て惚れる。可愛いし触発される。面白いよこの手。就職ジャーナルより…

今日の心の凪の原因はなんだろうと思った。 読んでいる途中。フォークナー『八月の光』。 彼等はまるで現代の人々がそのままタイムスリップして過去に飛んだ人みたいに、周囲のことを気にしないし、気にされていない。無意識がすべてに等しく分配されている…

ハンス・ギーベンラート自身が見えなくなって行く過程が、周囲の視点から見たものと読者に与えられる紙面上の情報で重なってしまうから秀逸。最後の靴屋の台詞に、彼が何を意図して言ったのかまだ私は詳しくないが、その言葉のみは正しくてくらくらする。 ハ…

丑松

.島崎藤村『破戒』新潮文庫 社会小説なのか、私小説なのか、判断はついていないが、私にとっては社会小説だった。近代や古典というジャンルのものは、現代からしてみれば、一種の"社会性"を帯びているように感じている。現代では見えなくなった階級的なもの…

読了

.武田百合子『遊覧日記』ちくま 東京に行って、あまった時間でしたことは上野不忍池に行ってぐるっと歩いたことだった。百合子さんの見たものを見たかった。そこにあるのは…午睡のおだやかな雰囲気と、失望と虚脱と羽虫の多さ。雑居さが東京、みたいだった。…