別に読んだわけではないけれど、なんというか、本が最近読めない。時間的にもすぐにすぎてしまうし、頭に一つ一つ情景を創造しては打ち消して、移り変わってゆく風景を読んでは一々気に入って、絢爛の春、晴嵐の夏、寂然の秋、純白の冬それぞれで美しい。どんどん想像は私のスピードを奪ってイチゴを食べるように味わい口いっぱいに広がってしまって、これじゃあ効率が悪いよ!と私のなかの監督者から注意を受けそう。燃費がいいということなのかな?とプラス思考でいこう…。柄谷行人日本近代文学の起源』読みたくなった。