.浅野裕一『古代中国の文明観―儒家墨家道家の論争―』(岩波新書
読んだ。まったくー、儒家がどれだけ愚鈍かとか、後は規律させる点でとても有意義なのかということを思い知った。だから江戸時代であんなに隆盛したのかな。一番共感するのは墨家、でも一番有効なのは儒家だと思う。それでも道家が宗教の一として残ったのは本当に面白いところではある。
.鷲田清一『「待つ」ということ』(角川選書
「待つ」ことが怖い。どうしたって連絡を取りたがる。待たせられることは、捨てられることと同値だと思ってしまう。そういう私の心理が、怖くて、「待つ」ことに関する心理を少しでも論理的に見て分解して分析して頭だけででも理解して何とかやわらげたいなと思ってこの本をとった。まだ途中。少しずつ理解して不安から解消されたい。なんでこんなに「待つ」ことが怖いか、はきっと解消されないけれど、でも、「待つ」ということをもっと見てみなければならない。「自壊」が怖いんだろうな、やっぱり自分が傷つくのが、怖いんだろうよ。怖い。本当は「待ち」たくない。捨てられる。誰に?