読了

吾郷眞一『労働CSR入門』講談社新書 詳しくは、“たなぞう”にて。profileのところから行けます。

何もしない日というのがない。頭の中は不安とか恐怖とかto doごとばっか。気持ち悪いね。武田百合子とか待ってるの、って言いたいけれど、本当に待っているから怖くて会うことを熱望してしまう。彼女に会いに行きたくなる。愛すべき須賀敦子も、漱石だって待…

武田百合子

武田百合子『遊覧日記』(ちくま) クッキーを一枚食べるみたいに六枚ぐらい、もう一枚、もう一枚だけと自分に言い聞かせながら六章目までつまんでしまった。「隅田川」のくだり。 「…何ともいえない情緒があるんだわぁ。屋形船は乗れば何万ととられるらしい…

さひはひ、若しくは、さいわい、を目にするとやっぱり宮澤賢治を思い出して、前読んだときと同じように私にとってさひはひ(さいわい)とはなんだろうと考えてしまう。まだ見付からない、私のさひはひ。 本棚を無印で購入。三千円安くなってた。今週末に届く予…

欲しいものをリストアップして買った気分 ・小沼丹全集(1〜4、補巻、他2冊、total68200yen)未知谷*1 ・パンプス、H01-03 Enamel Beige(37,800yen)SONOMITSU*2 ・イチゴのタルト、キルフェボン*3 タルトに関してはもう、めちゃくちゃイマ食べたい!イチゴうめ…

本棚

本棚を探しています。 これは去年の写真なんだけれど、今は更になし崩し的に本が積まれており、埃も少なからず九州で積もる雪のように積もっています(汚いってことね)。いやだなー、扉つきのが欲しいんだけれど、どうにかならないかなー。こちら*1で使われ…

寒い時は、お風呂に限る。長々と、私はスーザン・ソンタグや、井村君江(『ケルトの神話』)、クリストファー・プリーストと話し合う。そうよね、違う!、そんな考え方もできる、優しいなぁ、怖くないの?、じゃあ現実はなんだっていうの。そんなことを二人で…

.クリストファー・プリースト『奇術師』…未読了 この本を読んでいると森博嗣S&Mシリーズ(それともS&Nシリーズかしら?)のなかの何だっけ題名忘れたなぁ、引田天功が解説していた回の作品を思い出す。『幻惑の死と使途』だ。ある著作について他の著作を引き合…

.井上光貞『日本古代の国家と仏教』 まだ四分の一。

別に読んだわけではないけれど、なんというか、本が最近読めない。時間的にもすぐにすぎてしまうし、頭に一つ一つ情景を創造しては打ち消して、移り変わってゆく風景を読んでは一々気に入って、絢爛の春、晴嵐の夏、寂然の秋、純白の冬それぞれで美しい。ど…

最近の

スーザン・ソンタグ『他者の苦痛へのまなざし』 ジャック・ケルアック『オン・ザ・ロード』 かなー。あとは吉田孝『歴史のなかの天皇』再読くらいかしらん。

.勝浦令子『古代・中世の女性と仏教』日本史リブレット 古代・中世と女性と仏教について尼寺の隆盛衰退を見つつ、何故女性が出家したか女性の仏教観、夫婦で僧尼の中世など軽く記してある。並行して『仏教入門』(岩波ジュニア新書)も読むと分かりやすい。 女…

.義江彰夫『神仏習合』 日本の宗教史は奈良時代中ごろからカミとホトケが互いにその存在になりたがる、という稀有な状態から混沌を極めている、と私は思っている。具体的には普遍宗教と基層信仰の融合が見受けられるようだ。平安から鎌倉頃にスポットを当て…

二冊

.須賀敦子『ユルスナールの靴』 観察者としての須賀敦子がエッセイを綴る。マルグリット・ユルスナールはゲートルード・スタインと同じような性的嗜好の持ち主で、ゲートルードがピカソや芸術家たちのパトロンとして名を馳せていた時代に20代そこそこの女性…

.中勘助『銀の匙』 日常文化が現代と違って古すぎて想像するのに苦労した点もあって長々とかかってしまった。けれどあんなに繊細で理屈屋な少年をどうして大人になってしまった彼が描けるのだろうかと心底嘆息する。子供のあの始めてものをみた時の驚きや理…

『ユルスナールの靴』を読んでいる。 ひどく言葉の拙さを思う。感情を伝える時どうして言葉をうまく並べられないんだろう。皮肉を交えたり単純で複雑な言葉しか選択できなかったりして、私は多くの美しい言葉を抽出できる文章家の真似さえ出来ない。 中勘助…

スタバで読書

していますよ、中勘助『銀の匙』、須賀敦子『ユルスナールの靴』、ケストナー『飛ぶ教室』 今まで読んでなかったのかよのラインナップ、請うご期待!バイト代入ったら?小沼丹のおなりですからね(予告)

ヴォネガット

.カート・ヴォネガット『国のない男』(金原瑞人訳) 超面白かった!近くの本屋で友達待ってる間に立ち読みでほぼ読んでしまい、もったいないから買いたいと思って今最後まで読んだ。久々にクールでアイロニックな本に出会った(森博嗣氏に出会ったときみたい…

筑摩書房からの冊子小包が。あれ、なんだろうと思い、あけてみれば、ウェブプレゼント本!近藤幸子『おいしい週末』が入っていた。。。うおおおお、すごい、初めて当たった…でも、こんなところで運を使っている気がするぞ… この本は料理本?みたいな本なんで…

最近文学文学してないなー仏教仏教してる。読んでる本のカテゴリーの話。あぁ奥が深く底なんて無い。学問を完徹するなんて無理…でもやらなければなりませぬゆえ…今日もまた仏教仏教した本を借りて来た。本当は須賀敦子や武田百合子さんが読みたい。漱石の苦…

それどころじゃない

今日、朝起きて、紅茶が飲みたいと思い立った私は、ポットでお湯を沸かし、透明のティーポットに甘めのフレーバードティをそそいだ。3,4分たって、ミルクジャムを加えてまろやかにし、スタバのタンブラーに入れていそいそと学校へ急いだ。 かったるいなー喋…

ちくまの文学全集*1出てるーー!!!!やだっ、小沼丹*2買わなきゃと思ってたのに、ああああ。しかも、内田百けん先生、文学全集のナバリングで、一番最初だ!どういうセンスしてやがるんだ…*3山東京伝とか、うぇえええ、なんで、もう、百けん先生。編集者、…

図書館で行基関係の書籍を借りてきたのですが、いっぱい、ある、ね…。読めるのかな…

未読読了含めて。タイトルのみ。 『誤解された仏教』、『神仏習合』、バタイユ『宗教の理論』、加藤周一『日本文学史序説』上、須賀敦子『ユルスナールの靴』 法学部。寺の伽藍の配置について熱弁をふるっていたら「何を目指すつもり?」と心配された。親切…

今読んでいます

加藤周一『日本文学史序説』上(ボロボロになっていく…)、秋月龍『誤解された仏教』(相変わらず仏教好きだなー(面白いよねあの宗教)) がんばります!

ユーモラス!

漱石の夏やすみ (ちくま文庫)作者: 高島俊男出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/06メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 17回この商品を含むブログ (15件) を見る前も言ったと思うけれども、漱石の漢文紀行文。難しい。白文では読めないなー。いくら、それ…

浅田次郎

彼の作品は『鉄道員』しか読んだ事ないですが、『鉄道員』は泣きたい時に読むのが最適で、読み過ぎて幾つか話の内容を暗記している。『角筈にて』『うらぼんえ』『鉄道員』『オリヲン座からの招待状』ぐらいか。 今日、『角筈にて』の映画が再放送であってい…

そうせき

漱石の夏やすみ (ちくま文庫)作者: 高島俊男出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/06メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 17回この商品を含むブログ (15件) を見る 漱石が大学生の時に書いた、親友の正岡子規への漢文紀行を訳と共に注釈を含みながら綴られ…

ロシア

カラマーゾフが今空前絶後のブームですが、なんでうちの大学ロシア文学系の講義やってないんだろうとかなり悲しくなった。うーん…地方の芋大学め!ロールズの正義論とかやってる暇があるんならカラマゾフやれよ、なんて法学部生らしからぬことを思ったわけで…

マキャヴェリ

マキャヴェリ凄い。汚く言えば、あいつチェーザレの信奉者っていうだけじゃなかったんだな、という感じ。再びマキャヴェリ『君主論』にはまっている。以前は、チェーザレ目当てだったが、今回はマキャヴェリにもはまっています。 何が凄いかって、政治の世界…